こんにちはᐕ)ฅ
山梨へ来て白州NV・12年・18年を見つけ、
「ここで退いたら男が廃る」と3杯注文したものの、
18年の一杯約7,400円に財布だけ先に熟成したわっちゃです🤣
せっかくの機会なので、3種類を飲み比べました。
写真の左から、白州18年、白州12年、年数表記のない通常品です。この記事では、通常品を便宜上「NV(ノンヴィンテージ)」と表記します。
ただし、18年は水割り、12年とNVはハイボールで注文しました。
そして飲み終えたあと、かなり正直な結論へたどり着きます。
全部、同じ条件の水割りで頼めばよかった。
これは失敗談です。
でも、失敗したからこそ、熟成年数だけでなく「飲み方をそろえる大切さ」まで持ち帰れました。
今回飲んだ3杯と、比較できる範囲
当日の注文と印象を先に整理します。

写真の左から、次の順番です。
- 白州18年の水割り
- 白州12年のハイボール
- 年数表記のない白州のハイボール
| 写真の位置 | 種類 | 飲み方 | 訪問時の一杯価格 | 当日もっとも残った印象 |
|---|---|---|---|---|
| 左 | 白州18年 | 水割り | 7,400円 | 癖をほぼ感じず、芳香とやわらかさが残る |
| 中央 | 白州12年 | ハイボール | 1,800円 | NVより角が取れ、かなりマイルドに感じる |
| 右 | 白州NV | ハイボール | 1,200円 | スモーキーさと輪郭がはっきり残る |
価格は2026年8月13日に訪問した際の一杯価格です。
ボトルの希望小売価格ではなく、店舗や提供量、時期によって変わります。訪問前には最新情報を確認してください。
補足
今回は3杯の飲み方が同じではありません。感じた違いには、製品だけでなく、水、炭酸、氷、濃さ、温度も影響しています。したがって「熟成年数だけによる厳密な比較」ではなく、その場で各提供方法を味わった個人の体験記として読んでください。
この限界を先に言うのは、逃げではありません。
分かったことと、まだ分からないことを分けるほうが、次の一杯をもっと面白くできます😎

実際に飲んだグラスだけでは、3種類のラベルや年数表記までは見分けにくい。
そこでサントリーからご提供いただいた公式商品画像を、左から白州NV・12年・18年の順に並べました。
3本とも同じ「白州」ですが、ラベルの年数表記だけでも、それぞれが同じ一本ではないことを目で確かめられます。
今回の3杯をいただいた、石和温泉の愛作さん
今回の飲み比べの舞台は、山梨県笛吹市・石和温泉にある割烹居酒屋 愛作(あいさく)さんです。
公式サイトによると、創業50年を超え、寿司やお造り、鳥もつやほうとうなどの山梨の郷土料理から、洋食・中華まで幅広くそろえるお店。
旅先でその土地の料理を囲みながら、白州の年数違いを一杯ずつ試せる。この組み合わせが、今回の体験を「高いウィスキーを飲んだ」で終わらせず、山梨で過ごした夜の記憶にしてくれました。
公式ドリンクメニューでは、白州がグラス・ハイボール1,200円、白州12年がグラス1,800円、白州18年がグラス7,400円と案内されています(2026年8月15日確認)。
白州18年まで一杯ずつ注文できたからこそ、財布と相談しながら熟成年数の階段を登れました。
(最後の一段だけ、段差がすごい🤣)
補足
本記事は筆者が旅行中に自費で訪問し、注文した体験をもとに執筆しています。店舗からの依頼、商品の無償提供、広告費は受けていません。掲載にあたり、サントリー広報部から商品画像と白州蒸溜所の画像提供を受けました。メニュー、価格、営業時間、定休日は変更される場合があるため、来店前に愛作さんの公式サイトで最新情報をご確認ください。
3杯の背後には、森の蒸溜所と積み重なる時間がある

テーブルに並んだ3杯を見ていると、違いはつい「NV・12年・18年」という数字だけに見えます。
けれど、ボトルへ入るまでには、発酵、蒸溜、樽での貯蔵、原酒の選定といった工程があります。
熟成年数は大切な手掛かりですが、一杯の個性を一つの数字だけで説明することはできません。
今回サントリーから提供いただいた写真には、白州の一杯が生まれる場所と工程が写っていました。
なお、以下は提供写真に基づく紹介であり、筆者が白州蒸溜所を訪問した体験談ではありません。
1. 発酵|木桶の中で、蒸溜前の土台をつくる

写真に並んでいる大きな木桶は、発酵槽です。
ウィスキーは、いきなり透明な蒸留酒として生まれるわけではありません。
麦芽から得た糖分を含む液体へ酵母を加え、まず発酵によってアルコールと香味の土台をつくります。
2. 蒸溜|形の異なるポットスチルで、原酒の輪郭を分ける

白州蒸溜所の写真には、形の異なる銅製ポットスチルが並んでいます。
同じ形の設備をただ反復しているのではなく、複数の形が一つの空間に存在している。
その光景だけでも、白州という一杯の背景に、異なる個性を持つ原酒を造り分ける仕事があることを想像できます。
3. 貯蔵|樽と時間を、飲める一杯へつないでいく

蒸溜したばかりの原酒は透明で、そこから樽の中で時間を重ねます。
ただ長く置けば、自動的に同じ味へ育つわけではありません。
樽の個体差や保管環境、原酒の選び方が重なるからこそ、12年や18年という数字の内側にも、それぞれの設計があります。
年数はゴールの点数ではなく、発酵・蒸溜・樽・時間をたどる入口です。
公式情報で見る、NV・12年・18年
サントリーの白州公式ラインナップによると、3種類はいずれもアルコール分43度です。
- 白州NV(年数表記なし):公式商品名は「白州」。公式ではみずみずしい香り、軽快な味わい、かすかなスモーキーさを案内
- 白州12年:酒齢12年以上のモルト原酒を吟味し、果実香と甘く柔らかなスモーキーさを案内
- 白州18年:酒齢18年以上の長期熟成モルトを使い、熟した果実、複雑なコク、豊かな樽香を案内
ここから先は、公式テイスティングノートの答え合わせではありません。
わっちゃが当日どう感じたかを、うまく言えなかった部分も含めて残します。
1. 白州NV|煙の輪郭が、ハイボールでも消えない

右の白州NVは、ハイボールで飲みました。
最初に残ったのは、かなり分かりやすいスモーキーさ。
炭酸で爽やかになっても煙のような輪郭が残り、3杯の中ではもっとも癖を感じました。
個人的には、この癖が嫌いではありません。
スモーキーなウィスキーを飲むと「いま、ちゃんとウィスキーを飲んでいるぞ」という気持ちになるんです😎
一部のスコッチへ抱いていたスモーキーな印象も、少し頭をよぎりました。
もちろん、スコッチがすべて煙いわけではないし、白州はジャパニーズウィスキーです。ここは香りから連想した、個人的な記憶の話です。
ハイボールなら、この輪郭が食事の中でも埋もれにくい。
ブラックペッパーを少し加え、香りの方向をあえて伸ばす飲み方も試してみたくなりました。
ただし今回は、水割りでは飲んでいません。
「水割りなら癖が強く、好みが分かれそう」というのは、ハイボールで感じた印象からの予想です。次回の検証課題として残します。
2. 白州12年|角が取れたような、丸い一杯

中央の12年も、ハイボールで注文しました。
NVのあとに飲むと、かなりマイルド。
煙や刺激が前へ出るというより、角が取れて丸みを帯びたように感じました。
ここで早くも後悔が始まります。
これ、水割りで飲んだほうが、12年のやわらかさをもっと受け取れたのでは?
ハイボールがおいしくなかったわけではありません。
むしろ飲みやすく、まとまりがよかった。
でも比較記事の取材として考えると、NVと同じハイボールではなく、3杯すべてを同じ比率の水割りにしたほうが、年数表記の違いを観察しやすかったはずです。
この「おいしい」と「比較しやすい」は別の話。
目的に合う条件を選ぶ大切さは、料理でも仕事でも同じですね。
3. 白州18年|水を加えても、芳香が崩れなかった

左の18年は水割りです。
水割りなのに、薄くなったという印象がほとんどありませんでした。
癖や尖りを感じず、グラスから芳香が漂うような、やわらかく深い一杯です。
公式情報では、白州18年について熟した果実、複雑なコクと甘み、豊かな樽香、ほのかなスモーキーさが案内されています。
当日の自分は香りをそこまで細かく言語化できませんでしたが、「香りが豊か」「水割りでも存在感が崩れない」という感覚は、はっきり残りました。
そして、独断と偏見を言わせてください。
この18年を最初からハイボールにするのは、神戸牛A5へ醤油をべったりつけるような勇気がいる。
ハイボールを否定しているわけではありません。
炭酸でしか見えない表情もあります。
ただ、一杯約7,400円。
最初の一杯なら、炭酸で輪郭を大きく動かすより、水割りで素材へ塩を軽く振るように味わいたい。これが当日の正直な感想でした🤣
もちろん、18年をハイボールでは試していません。
「もったいない」は品質の事実ではなく、価格と体験を前にした、この記事の書き手個人の判断です。
年数が増えると「丸くなる」と断定してよいのか
今回、NVから12年、18年へ進むほど、角が取れて芳香が増すように感じました。
しかし、この1回だけで「熟成年数が長いほど必ずマイルドになる」とは断定できません。
- 使われた原酒の組み合わせ
- 樽の種類や履歴
- 提供時の水・炭酸・氷・温度
- 飲む順番、料理、体調
感じ方には、複数の条件が重なります。
熟成年数は大切な情報ですが、味の点数ではありません。
NVのスモーキーな輪郭が好きな人もいれば、12年のまとまり、18年の芳香へ惹かれる人もいる。
高い一杯を正解にするより、自分が何へ心を動かされたかを残すほうが、次の選択に役立ちます。
約7,400円の一杯は、高すぎたのか
正直、日常的に飲める価格ではありません。
NV1,200円、12年1,800円に対して、18年は7,400円。注文前に一度、心の電卓が壊れました😂
それでも今回の一杯からは、18年の香りだけでなく、次のことを持ち帰れました。
- 高価な酒ほど、最初は条件を大きく動かさず味わいたい
- 比較では、銘柄だけでなく飲み方もそろえる必要がある
- 価格差と好みの差は、同じ大きさになるとは限らない
7,400円が誰にとっても妥当だとは言いません。
生活を圧迫してまで頼むものでもありません。
ただ、山梨の旅先でしか踏み切れなかった3杯が、一つの記憶と次の実験を連れてきた。
その意味では、飲んで終わるだけではない体験になりました。
次は1:1の水割りで、条件をそろえたい

自宅で再検証するなら、3種類を同じグラスへ少量ずつ注ぎ、同量の常温水を加えるところから始めたいと思います。
ウィスキー1:水1は、一般にトワイスアップと呼ばれる飲み方です。
居酒屋の飲みやすい水割りとは目的を分け、香りや口当たりを比較するためのスタート地点として使います。
小さな実験
変えるもの: 白州NV・12年・18年の種類
変えないもの: ウィスキーと常温水を1:1、グラス、量、温度、飲む間隔
見るポイント: スモーキーさ、丸み、芳香、余韻、自分がもう一度選びたい一杯
飲む順番そのものも印象へ影響します。最初の回は順番を記録し、可能なら別の日に逆の順で試すと、年数の印象と順番の影響を切り分けやすくなります。
比較する量は少なくて構いません。
3種類をそろえる難易度も高いため、バーで注文するときに提供量と割り方を相談する方法もあります。
家でウィスキーを飲み比べる方法や、トワイスアップの基本も、次回の作戦会議に使えます。
まとめ|後悔まで持ち帰れば、旅の一杯は次へ続く

改めて左から、白州NV・12年・18年。
同じ白州の名を持つ3本でも、年数表記とその設計を知ると、次に試したい飲み方まで変わってきます。
今回の白州3種類は、左から18年の水割り、12年のハイボール、NVのハイボールでした。
- NVは、ハイボールでもスモーキーな輪郭が残った
- 12年は、NVより角が取れてマイルドに感じた
- 18年は、水割りでも芳香と存在感が崩れなかった
- ただし飲み方が異なるため、熟成年数だけの比較ではない
そして最大の収穫は、「全部同じ水割りにすればよかった」という後悔です。
完璧な飲み比べはできませんでした。
でも旅先で実際に頼み、財布を震わせ、香りを確かめたからこそ、次に何をそろえるべきかが分かった。
こういう泥臭い失敗は、ネットの味一覧表では手に入りません。
次は同じグラス、同じ量、1:1の水割りで。
7,400円の学びを、今度こそ豪打炸裂させてきます😎




